「ホームページを作りたいけど、どうしたらいいんだろう?」
こんな悩みをお持ちではありませんか?
今回は、ホームページを開設する場合に、どのようなものが必要となるのかを説明したいと思います。
はじめに、ホームページをみるとき、どのような処理が行われているのかみてみましょう。
ホームページをみる時には、スマホやパソコンから、URL(http:// またはhttps://から始まる情報)にアクセスします。
すると、その内容にしたがって、対応するサーバーに情報をみにいきます。
サーバーは、あらかじめサーバーの所定の領域にアップロードされたホームページの内容を返します。
この流れの中で出てくる次の3つが必要になります。
- サーバー
- ドメイン(URL)
- ホームページの内容
それぞれに関して詳しくみていきましょう。
◆サーバー
インターネット上に情報を公開する為に必要となるのがサーバーです。
一般的には、サーバーは業者が提供しているものを借りるケースがほとんどだと思います。
サーバーには、一人で1台のサーバーを占有して使う事が出来る専用サーバーと、複数の人で1台のサーバーを利用する共用サーバーがあります。
共用サーバーの方が安価で利用できますので、気軽に借りやすいのですが、複数の人が同じサーバーを使っている為、他の人のホームページへのアクセス集中や負荷などの影響を受ける場合があります。
保存できるストレージ容量にも制限がありますので、これから作成したいホームページはどれ位の容量を必要とするのかなどを考えながら、各サーバー管理事業者のサービス内容を確認して決めるとよいでしょう。
「サーバー」といっても、その役割にはいろいろなものがあります。ホームページを公開する為に必要なものとして、web・メール・DNS(データベースが必要な事もあります)といったものがあります。
どのようなホームページにしたいかによって、必要となるものも変わってきます。
◆ドメイン(URL)
ホームページにアクセスするために必要となるのが、URLです。
URL(Uniform Resource Locator) は、インターネット上のホームページやファイルの位置情報を表します。
https:// またはhttp://から始まり、その後にホームページを公開したサーバーを指すドメイン名/データ保存ディレクトリといった形で参照したい場所を指定します。
ドメイン(Domain)は、インターネット上の住所のようなものです。ホームページがどこにあるかを指定できるようにするためには、ドメインが必要になります。
URLで指定するドメインには、サーバー管理事業者のドメインを使う方法や、独自のドメインを取得する方法があります。
独自のドメインを取得する時にはお金がかかります。(ドメインの種類によって金額は異なります)
サーバー管理事業者のドメインを使う(サブドメインなど)場合は、サーバ事業者を変更した場合に利用できなくなりますので、長期間ホームページを運営するのであれば、事業者が変わっても継続して使う事の出来る独自ドメインをお勧めします。
URLに指定するhttpsやhttpは、どのような方法でホームページにアクセスするかを指すものです。ホームページにアクセスする為にはHTTPという通信手段(プロトコル)を使います。httpsは、HTTPによる通信を安全に行う為にSSL/TLSによって暗号化して通信をします。
昨今ではHTTPSでアクセスする事が推奨されており、最近のwebブラウザ(ホームページを参照する為にユーザが使うツール。ChromeやSafari、Firefoxなど)では、httpアクセスをすると、「安全ではありません」といった警告が表示されます。
ホームページを公開する場合は、HTTPSに対応したサイトにすることを念頭におきましょう。
なお、ドメインは取得しただけではすぐに使えません。ドメインをサーバーに紐づけるための設定が必要になります。
これはDNSサーバーで行うのですが、ここではその設定は割愛します。
サーバーを選ぶときにDNSの管理ができるか、任せられるかなども条件の一つになると思います。
◆ホームページの内容
これまでの「サーバー」「ドメイン」で、ホームページにアクセスできるようにするための準備ができました。
一番重要な、ホームページとして公開する内容を作成します。
「ホームページ」といわれて想像するのはどのようなものでしょうか。ホームページと一言で言っても、用途や目的によっていくつか種類があります。代表的なものを記載します。
用途 | 役割 |
コーポレートサイト | 企業を紹介する事を目的とするサイトです。 顧客や取引先などに、企業を知ってもらう為の「企業の顔」となるものです。 会社概要や理念、事業内容などを掲載します。 |
サービスサイト | 自社で扱っている商品やサービスの紹介や認知度を上げる事を目的とするサイトです。 サービスや商品の特徴やメリットなど、商品の購入や問い合わせを促進するような情報を掲載します。 |
ECサイト | ネット上で商品を販売するサイトです。EC(イー・コマース)の名の通り、電子商取引を行うサイトです。 |
オウンドメディア (ブログ) | 様々なコンテンツを通して情報を発信するサイトです。 ブログもこれに該当しますが、オウンドメディアは読み手を意識して一定の目的をもって発信します。 定期的に発信することでユーザに訪れてもらうなど認知度の向上を目指します。 |
ランディングページ (LP) | ターゲットやサービスを絞り、1つの商品やサービスを売るためのサイトです。 キャンペーンなどで使用されます。 |
リクルートサイト | 求職者に対して、自社の情報を発信する、求人募集のためのサイトです。 |
ホームページに問い合わせフォームを作りたい、予約機能を持たせたいなどの要望もあると思います。
問い合わせフォームやECサイトなどを考えている場合は、独自ドメインのメールアドレスも欲しくなります。
色合いなどによっても、ホームページの印象は大きく変わります。
どのようなホームページを作成したいのか、色々なホームページをみてイメージしてみるとよいでしょう。
作りたいイメージが固まったら、そのホームページを作るための方法を考えましょう。
CMSツールを利用して自分で作成することもできますし、ホームページ制作業者に依頼をするという方法もあります。
ホームページ制作業者に依頼をすると決めた場合、その費用が気になるところですが、作成するホームページの内容により、かかる製作費用は大きく異なります。数万円で済むようなものもあれば、数百万となるものもあります。
デザインや組み込みたい機能などによっても大きく変わりますので、一概には言えませんが、10ページ程度のものであれば、20万円~70万円が大体の相場だと思います。
また、ホームページは作成して終わりではなく、これを日々の更新や、メンテナンスを行う必要があります。
ホームページを制作する為の初期費用と、これをメンテナンスしていくための運用費用も念頭におきましょう。
ホームページ制作業者に依頼する場合は、どの部分まで対応してもらえるのかも確認するポイントとなると思います。
ホームページの公開にはサーバー運用も必要ですので、このあたりも含めての対応か否かなども注意するべきところです。
なお、費用に関しては、自治体などの助成金、補助金制度を利用できる場合もございますので、予算がないとあきらめる前に自社で利用できるものがないかチェックしてみましょう。
◆最後に
ホームページを開設したいと思った時に必要となるものを説明させて頂きました。
いかがでしたか?
ホームページを開設するために必要になることや、注意点などの参考となれば幸いです。
当サービスでは、ホームページ開設に関するご相談も承っております。
新規開設だけでなく、すでにお持ちのホームページのことなどでも、お困りのことがございましたら、どんな些細な事でもお気軽にお問い合わせください。
https://uno-web.jp/
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。